平成24年度の都道府県別最低賃金の改定額が出揃ったとかで、今月下旬から順次適用となります。

現状全国最高額の東京都と1円差で続く神奈川県は、それぞれ13円ずつの引き上げとなりそうで、それぞれ最低賃金が1時間当たり850円と849円となる予想です。

逆に全国最低額は高知県と島根県の652円となり、沖縄県などが653円で続きます。
相変わらず最高額と最低額では1時間当たり200円、25%程度の差があるという状況なのですけれども、低い方が安いのか、高い方が高すぎるのか、本当に全国の所得や生活水準にはこれほどの差があるのでしょうか?

いずれにしましてもこの改定により、当然求人募集の際に表示します時給や月給の金額も最低額が下回らないように変更しなければなりませんので、事業主のみなさまはご注意ください。

企業は人がすべてですから、単純にお金で換算できるものではありませんし、本当に優秀な方であれば文字通りいくらお支払いをしても一緒にお仕事をしてもらいたいと考えるのが経営者ですので、このような賃金規定に縛られて適正な就業雇用のきっかけを失っているのではないかと心配になります。

そして同じ厚生労働省は、敬老の日を前に全国100歳以上の高齢者についての調査も発表しました。
その結果、10万人当たりの100歳以上の高齢者数は、いちばん多かったのが高知、ついで島根だったそうです。

この順位はちょうど最低賃金の一番安い県と同じなのですけれども、何か関連があるのでしょうか?
ちなみに10万人当たりの割合が一番少なかったのは、埼玉、愛知、千葉だそうです。

龍馬像@桂浜
高知と言えば、坂本龍馬@桂浜