日曜の合気道の稽古では、同じ時間帯に鎌倉体育館の格技場を一緒に使わせていただくことが多い新陰流・円明流稽古会の師範の最新著書「武蔵と柳生新陰流」を拝読しました。

武蔵と柳生新陰流

合気道の動きは剣の動きに近いと言われておりますので、剣に関することは気になりますし、歴史にも興味がありますから、武蔵や柳生のことなども含めてとても興味深く読みはじめたのですが、文体も読みやすくて予想以上の速度で読み終えてしまいました。

先日の稽古には、20年近くも前に一緒に稽古をしていたというロシアの方が、お弟子さん3人をお連れになられて、久しぶりに一緒に汗を流していかれました。
その後にはお隣りの新陰流・円明流稽古会の稽古に参加されておられて、2度びっくりでした。

我々にとりましては毎週のことでまったくの日常なのですけれども、海外で武道に興味がある方々にとりましては、このような鎌倉の環境というのはとても恵まれているところだと思われるのかも知れません。

そういえば先日の富士山に続いて、昨日24日から鎌倉の世界遺産登録について国際記念物遺跡会議(イコモス)による現地調査が始まっているそうですが、武家の古都・鎌倉(Kamakura, Home of the Samurai)は成就するのでしょうか?

八幡様のお祭りや花火大会などの特別な行事があるときでなくても、四季を通じて特に週末には大勢の人出となりますから、これで世界文化遺産に登録されると町中をのんびり歩くこともままならないのではないかなどと考えてしまいますので、登録されなくても良いのでは?などと不埒なことも思ってしまうのは、そこに住む者の身勝手なのでしょう。