一時はあれだけ騒がれていて日本国中大反対!という雰囲気があったハズなのですが、暑さに負けたのか、オリンピックに目を奪われたのか、尖閣諸島や竹島問題の方が重要度が高いのか、それとも単にいつもの日本人の熱しやすく冷めやすい体質に東京電力は巧くつけ込んだのか、いずれにしても今月1日から電気料金が上がりました。

私の自宅は当初から30A契約をしていて、通常月額2000円程度と東京電力の言う標準家庭にかなり近い状況のため、それほど値上がり幅も大きく無くあまり気にはならない(ことはまったくありません!)のですが、事務所ではエアコンは使いますし、PCも多い時には同時に10台近く動いていて、さらにレーザープリンタが3台稼働などということもありますから、泣く泣く40A契約にしているので来月の請求額が恐ろしいです。

元電気屋で現経営お手伝い人の税理士から言わせていただければ、30A契約でも多くの場合には充分なのではないかと思います。

掃除機を掛けながらドライヤーで頭を乾かすことができる器用な人でも30Aで足りますし、通常は1経路あたり1500W(=15A)までしか利用できないような設計と配線になっていますから、何10Aの契約をしていても1経路のコンセントから掃除機とドライヤーを使えば一瞬でブレイカーが落ちてします。

良く言われている待機電力も含めて、要は電気の使い方を見直すことが大切なのだと思います。
特に面倒くさがらずにこまめに電気を消すことと、時間差攻撃により同時に大きな電力を使わないような工夫をすることは、電気を使うすべての世帯すべての事務所で実行すべきです。

例えば私の場合ですと、自宅ではルンバ様が活躍してくれますので、同時にドライヤー(実際は持っていません)を使ったとしても、ルンバ様は充電式のためにこの瞬間の利用電力はゼロですからまったく問題はありません。

ルンバ様ふたたび

大きな電力を使う電気湯沸かし器などは沸騰させた後はポットに移して保温するとか、電子レンジは何10分も使い続けるような利用方法はしないでガスコンロを使うとか、やり方はいろいろとあると思います。

再来年24年4月には消費税増税も予定されていますので、東京電力のためではなく、自分たちの財布を守るためにも、多少の不便さも含めて自助努力をしましょう。もちろん経営者もです!