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March 2012 の投稿一覧です。
中小企業だからと言うことで事務処理のシステム化を諦めてはいないでしょうか?

例えば弥生シリーズを活用することで、更にそこにインターネットや社内LANを組み合せることで、中小企業でも独自のシステムを構築することができます。

以前、7事業所で従業員400人の会社のシステム構築を請け負ったことがあります。
タイムレコーダを利用しての勤怠管理から給与の自動計算と振込み処理、売上げや仕入れの販売管理と支払い、そしてそれらすべての取引を経理ソフトに連動させるシステムです。

この他にも今お使いのデータベースソフトやエクセルなどから、必要なデータを取り出して振込や仕訳のデータを作成するアプリケーションを作成することで、独自のシステムにすることもできます。

このようなシステムを作るにはもちろんそれなりの時間と費用が掛かりますけれども、その分毎月の事務処理に掛かる工数が削減できて人件費を抑えられたり、担当者の精神的な負担を軽減することになりますので、長い目で見た場合に組織としてのメリットは大きいと思いますし、何より人的ミスが発生する可能性が極端に少なくなります。

自社の事務処理をどのようなシステムにしたいのか、もしくは現在抱えている事務処理の方法の問題点などをお伺いさせていただければ、現実的なシステムの構築方法などをご提案いたします。

システムの規模や難易度によりましては私一人では対応できない場合がありますけれども、その際には必要に応じてシステム開発などを行っております会社をご紹介することもできますし、ご依頼者と開発者の間に入って、お互いの状況や希望そして意思疎通を行う通訳の役目もさせていただきます。

更にはサイト上で買い物かごシステムを構築してこれを販売や経理システムと連動させたり、不動産業の管理システムを構築したり、美容院などの顧客リストを連動せるなど、独自のシステムを使うことで事務処理の負担を減らして、その分売上げに力を注げると思います。

昔はこんなチップを使ってコンピュータを作っていましたねぇ…。
microprocessors at Smithsonian Museum in 1988
microprocessors at Smithsonian Museum in 1988
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モラトリアム法の延長の適用を受けるために金融機関に提出する資金繰り表の作成の依頼を受けて、ただいまエクセルと格闘中です。

そんな中いよいよ今晩政策調査会の合同会議が開催されて、景気条項についての最終調整が行われ、30日には消費税率の引き上げが閣議決定となりそうです。

決まりますと中小企業に取りましても消費税の負担は非常に大きいですから、この資金繰り表にも、増税を盛り込んだ方が良いかと思いまして、急遽その分の計算式を盛り込んでおります。

事業規模などにもよりますけれども、中小企業では決算月から2ヶ月後(3月決算の場合は5月)と、その半年後(3月決算の場合は11月)に半額ずつの納付となることが多いのではないかと思いますから、その月の支出の項目に消費税の納付を忘れないようにしてください。

現在発表されております予定では、次のように2段階での増税となります。
 平成26年 4月1日から  8%(内 国税:6.3%、地方税;1.7%)
 平成27年10月1日から 10%(内 国税:7.8%、地方税:2.2%)

税率が変更となります期間に合わせて、概算での予想納税額の計算をしてください。
5年などの長期の資金繰り表の場合に消費税率を間違えてしまいますと、最終的に随分と大きな差が生じることになり、正しい資金繰り予定が見えなくなってしまいます。

鎌倉の路地で見つけたピエロのバイオリン弾き
減価償却費は将来に渡って正確に計算できる経費の1つです。
そして実際にお金が出ていかない経費のため、経営者にとりましてはとても重要な経費です。

個人事業の所得税の場合には原則の減価償却方法が定額法のため、文字通り毎年の減価償却費が一定額ですのでわかりやすいのですが、法人税の法定償却方法は定率法のため、毎期の減価償却費が期首残高に対して一定率となるので、翌期翌々期の減価償却費がいくらになるかは計算をしないとわかりません。

市販の資産管理や減価償却用のソフトにも、なかなか将来の減価償却費を一覧にして見られるようになっているものは少ないため、これまでのご自身の経験値から感で将来の減価償却費を予想している経営者は結構いらっしゃいます。

顧問税理士に計算を依頼するのは一法ですけれども、確定申告などの繁忙期ではすぐに対応してもらえなかったり、通常契約外の業務と言うことで別報酬を請求されたりすることもあるようです。
それよりはエクセルの関数を利用することで、ご自身で将来の減価償却費を計算してみてはいかがでしょうか?

減価償却費の計算をする場合に利用することになるエクセルの関数は、次の2つです。
・1円未満の端数切捨の処理をする関数は「ROUNDDOWN」や「INT」
・定率法の保証率との比較をする関数は「IF」

償却率も耐用年数から計算することができますけれども、ご自分の会社用であればそこまで凝らずに、償却方法と耐用年数から該当する償却率は手入力すれば充分です。
[減価償却資産の償却率表]

エクセルの関数についてはGoogleで「エクセル 関数」と検索すると、無料でたくさんのページがヒットしますので、ご自身でわかりやすいと思われるページを参考にしていただければ、思ったほど難しくありません。
また数百円程度のエクセル本を買って、1冊手元に置いておくと便利です。

注意点は、コンピュータは人間が指示した通りの処理をしますから、その指示が間違っているかどうかを確認するために、必ず最初は関数が処理した数値が正しいかどうかを、ご自身で電卓を入れて検算をする習慣を付けてください。

棚卸の一覧などをエクセルでいただくことは多いのですけれども、前期のデータを流用して、新しい在庫などを行の挿入で追加した場合に、その行だけ関数が組み込まれてなくて集計額が合わないことは良くありますので、私は必ずいただいてデータに電卓を入れて確認をしております。

淡路SA大観覧車(HDR)
とうぜんこの観覧車もどなたかの減価償却資産です。
毎月の給与の振込み業務は、人数が多くなるとかなりの事務負担になります。

銀行窓口やATMを利用するのは待ち時間が掛かりますし、銀行まで行く時間も惜しい時もあると思います。
ネットバンキングなどを利用すると、待ち時間も無く振込料も安くなることが多いですけれども、銀行の3営業日前までに事前手続きをして振込総額を用意しておかなければならないなど、資金繰り的に厳しくて利用できない場合があります。

例えば弥生給与からデータを生成させて振込を一括で処理することができる「弥生の一括振込みサービス」を利用しますと、振込料も安いですし、当日午前11時半までに振込総額を用意すれば良いので資金繰りも楽です。

給与の振込み以外にも、弥生販売と連動して買掛金や経費などの支払い用にも使うことができます。

このように市販のソフトを活用することで、毎月の事務処理の負担を軽減することができる状況は増えております。


学生の時に北米大陸を旅して驚いた光景の1つが、ドライブスルーのATMでした。
20年以上経ちますがまだ日本では見たことがありませんけれども、どなたかご存じですか?

Drive-Thru ATM @ El Paso in 1988
Drive-Thru ATM @ El Paso in 1988
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