7月に発売された別冊宝島の「食品の放射能汚染 完全対策マニュアル2」を読みました。

食品の放射能汚染 完全対策マニュアル2

信じる信じない気にする気にしないも含めて、当人の問題である部分が大きいのですが、知っていることは悪いことではないかなと思います。

それにしてもこれが真実であるならば、「知らない方が良かった」とも思いますし、これから何をどうやって食べれば良いのだろうなどと、気になりはじめるとどうにかなってしまいそうなほど恐ろしいです。

特に米糠の実験は衝撃的でした。
玄米は精米することで含有放射能(主にセシウム)は1/3程度に軽減するということは、聞いていましたが、残り2/3は当然研ぎかすである米糠に含有されているということです。
ちょっと考えればわかるのですが、なかなかそういう考え方をするのは難しいことです。

ものは言いようといいますか、すべての米が安全なのではなく、「精米した米は含有量が減るために比較的安全」というように、誰かに都合の良い表現方法ではなく、多くの人に事実が正しく伝わるような説明をする必要があると思います。

そしてその研ぎかすである米糠を使ってぬか床を作り、そこへなすやきゅうりなどを漬けると、高い確率で野菜へ放射能が移動するのだそうです。
しかもその米糠の原料は、現在の規定値である1キロあたり100ベクレル以下に抑えるために、さまざまな産地のものをブレンドして調整しているという事実も初めて知りました。現状の流通や商取引では明確に産地のわかる米糠だけを入手することは不可能なのだそうです。

お店で呑むときは最後に「お新香」を注文することが多かったのですけれども、相当危険な食べ物を頼んでいたことになるようですので、これからは気をつけた方が良さそうです。
定食などにもかならず付いてくる、日本人の食事の定番中の定番であり、日本食文化の代表だと言うのに困ったものです。

最近では化粧品などにも使われていたり、そのまま食べられたりするほどに、栄養価の高い米糠は、日本人の長寿や健康の一因だとも言われている食品ですが、東京電力が日本の食文化を破壊することにもなりそうです。
他にもまだ知られてない同様なことがあるのではないかと考えると、、、。